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A-3 (秘話装置) : ミニ英和和英辞書
A-3 (秘話装置)[えい3]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

秘話 : [ひわ]
 【名詞】 1. secret story 2. unknown episode 
: [はなし]
  1. (io) (n) talk 2. speech 3. chat 4. story 5. conversation 
装置 : [そうち]
  1. (n,vs) equipment 2. installation 3. apparatus 

A-3 (秘話装置) : ウィキペディア日本語版
A-3 (秘話装置)[えい3]
A-3とは1930年代にアメリカ合衆国ベル研究所が開発した秘話装置で、主にアメリカとヨーロッパ首都間の秘密通信に用いられた。第二次世界大戦初期にはイギリスウィンストン・チャーチル首相フランクリン・ルーズベルト大統領との会話などの重要な通信のためにも使用された〔''Wireless Security: Models, Threats, and Solution,'' p.255.〕。
その後、SIGSALYのような強力な音声暗号化装置が開発されたため、機密度の高い通信には用いられなくなった。
== 概要 ==
1930年代、アメリカとの大西洋太平洋をまたぐ音声通信には短波無線通信が使われていた〔''Wireless Security: Models, Threats, and Solution,'' p.253.〕。無線通信は受信機さえあれば誰でも盗聴できる問題があるため、1920年代にスクランブラーと呼ばれる秘話装置が発明された。この方式では音声を周波数の異なったいくつかのサブバンドに分割し、サブバンドの配置換えや個々のサブバンド内での周波数の反転を行うことで元の音声の内容を理解できないようにする。
A-3はアナログ方式のスクランブラーで、音声を5つのサブバンドに分け一定時間毎に反転/配置換えパターンを変えることができた〔''Wireless Security: Models, Threats, and Solution,'' p.254.〕。サブバンドの周波数や反転/配置換えのパターンが分からなければ元の音声を復元できないため、開発された当時としてはそれなりに有効なものだった。ニューヨークワシントンD.C.ロンドンパリなどヨーロッパの大都市を結ぶ回線、およびサンフランシスコハワイ東京を結ぶ回線での重要な音声通信のために使用された〔''暗号事典,'' p.6.〕。
A-3は政府高官間の通話など高い機密性の要求される場合によく利用された。1939年9月1日の第二次世界大戦勃発時、フランス駐在のアメリカ大使ウィリアム・C・ブリットがルーズベルト大統領にこのニュースを知らせた際にもA-3が用いられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「A-3 (秘話装置)」の詳細全文を読む




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